機械・CADデザイン
引張圧縮試験機を導入しました!
機械ロボットCAD分野では新たに引張圧縮試験機フォーステスタを2台導入しました!
機械の世界では、主に
- ・強度(壊れにくさ)
- ・硬さ(傷つきにくさ)
- ・靭性(粘り強さ)
の3つの項目で材料の性質を評価します。
この試験機では壊れにくさである強度を測定することが出来ます。
実際に大手メーカーのものづくり現場でも使用されている機種で、専門学校に導入されることは珍しいそうです! 従来使用していた引張り試験機では材料の準備や実験にとても時間がかかっていたのですが、今回導入した試験機は様々な材料をすぐに評価できるので利用できる幅が非常に広がりました!
製品の部分的な強度を評価できるのも大きなメリットです。
実際にアクリル板の強度を見てみます。
左右2つの支点に乗せたアクリル板の中央に力を加えていきます。
力を加えていくとアクリル板がたわんでいきます。
最終的には力をかけた個所から割れてしまいました。
この試験機ではアクリル板が割れたときの力の大きさとたわみ量をグラフで見ることが出来ます。
(※試験片に変位を与えて反力を測定しています)
今回は240Nほどの荷重がかかり約4mmたわんだ時点で破壊されたことがわかります。
この結果から材料の強度を測定することが出来ます。
今までは座学やシミュレーションを通じて材料の強度に関する勉強をしていましたが、 今後は実物の材料を評価することによって、より材料への理解を深めることができます!
また、産業技術研究科での使用も検討しており、より高いレベルで研究を行えるようになりました!
今後、面白い使い方をどんどん考えていきます!