学んだ知識を確かなものにするために、各分野で実際の現場を知る機会を設けています。
実際の仕事を体験したり、現場で働く先輩から技術を学ぶなど、今、現場で必要とされる情報や技術を学んでいきます。
毎年、産学官と連携して学生たちが活動をしており、企業や行政と行う本物のプロジェクトを通して、技術や知識の向上だけでなく、コミュニケーション能力や社会人基礎力を身につけます。また、やりきったという達成感が生まれ、学生たちの自信にも繋がっています。
名古屋市昭和区役所、名古屋市商店街振興組合連合会昭和区支部と本校が、「昭和区制80周年記念事業」の連携・協力を行う協定書の調印式が行われました。『実践力向上プログラム』として、地域活性化を目的に、授業で学んだスキルを生かしてアイデアを出し合い、実践。それぞれの分野で様々なプロジェクトを進行し、大成功を収めました。
コンピューター・IT分野
昭和区が作成した紙媒体「ぶらり昭和区MAP」をもとに、スマホアプリ版の観光マップを開発しました。ITを活用し、地域を活性することを目的として学生たちが開発したアプリで、区役所や商店街の方と何度もミーティングを重ね完成させました。iOS、Androidともに対応しており、『80thフェスティバルSHOWA』のイベントポスターにもQRコードを掲載して、多くの方にダウンロードしていただきました。
ゲーム・CG分野
昭和区川名公園にて開催された「80thフェスティバルSHOWA」を告知する
イベントポスターを制作しました。昭和区内の町内会をはじめ、公共施設、地下鉄の駅、商店街に合計567枚掲示され、チラシも7,000枚配布されました。またポスターは制作した学生が自ら設置におもむきました。ポスター設置記念撮影会の様子は名古屋市昭和区内で配布される「昭和フリモ」に取り上げられ、区民の関心を呼びました。イベントポスターやチラシの効果もあってか、当日は立ち見客も出るほどの大盛況となりました。
映像・音響分野
ジャズフェスティバルや記念式典などのイベントで、学生が音響・照明スタッフとして活躍しました。事前に区役所や商店街の方と学生が何回も打ち合わせを重ね、当日運営までを全て学生主体で行いました。学んだことを本物のイベントで実践でき、学生たちの自信に繋がりました。
テクノロジー学部では、国家試験に向けた学びだけではなく、卒業後、実際の現場で役立つ技術を習得するために、卒業生や企業の方による特別授業や、インターンシップなどを積極的に実施しています。また、教員も企業で研修を受け、そこで学んだことを普段の授業に活かしています。今の現場に即した学びができるよう、現場で使用されている設備・機器を定期的に導入し、学びの環境を整えています。
電気分野
一般財団法人中部電気保安協会による特別授業を行いました。授業内容は実際の現場で使用している機材の点検方法や使用方法の指導など。現場の生の声が聴けるとあって、学生たちも真剣に聴講しており、将来を考える良い機会になりました。
通信・デジタル家電分野
日立コンシューマ・マーケティング株式会社に入社した卒業生、西口氏による講話を行いました。現在の業務内容や就職活動についての講話は、大変参考になる内容でした。講演後の質疑応答でも様々な質問が飛び交い、学生たちの関心の高さがうかがえました。
機械・制御・CAD分野
6月に行われた試走会での反省を活かし、マシンを改良して挑んだ今大会。 鈴鹿サーキット3周完走を目指し、みんなで取り組んできました。高低差の激しい鈴鹿を走るため、1stアタックではコースを確認しつつ、電池の消費を最小限に走行。結果、13分38秒でゴールでした。2ndアタックからはペースを上げ、10分41秒、3rdでは残り少なくなった電池で力走して11分45秒で完走することができました。Ene-1の知識もなく、0からスタートしたマシン製作。3年目で第一目標である鈴鹿サーキットを完走することができました。この結果に満足するのではなく、更なる高みを目指してみんなで取り組んでいきたいと思います。
「Ene-1 GP」とは、充電式単3電池40本のみを動力源とした次世代エネルギーカーイベント。鈴鹿サーキット1周5.807kmのコースを3周走行し、エネルギーマネージメントを競う大会です。